2月定例会質問とりまとめ
2024/02/17
 会派で2月定例会の質問打ち合わせを行っています。今回は公共交通について会派の皆さんがそれぞれ思いもあるため、本来であれば代表質問にまとめますが、それぞれ思いのある質問を行っていただきたく皆さんに取り組んでいただくことにしました。なるべく同じ内容にならないようにしたいと思いますが着眼点が違うと同じ内容の繰り返しになることもあり注意しながら行いたいと思います。
 さて、先般島根県においても来年度予算が示され県議会での審査が始まりますが、今回県の指導もあり島根県の市町では高校生までの医療費無償化を目指し、まず中学生までの無料化に取り組み来年度には高校生までの無償化を考えているようです。しかしながら、国は来年度予算では医療費無償化に対する補助金は中学生や高校生まで拡充しておらず子育て支援策の中には入っていません。そうなると来年度予算においては何らかの事業を縮小させ、子育て支援事業に県も、市町村も事業費ねん出しなくてはならなくなり、財政の硬直化を招くことになります。景気対策を行うにはコロナの時のような一時的なものではなく恒常的に成果が上がる事業を展開しなくてはなりませんが扶助費が増えれば必然的に投資的経費は抑制され景気対策にはなりません。したがって財政健全化に取り組んでいた事業費を圧縮し、財政調整基金や新たな市債発行で対応しなくてはならなくなります。企業が集中した都会地であれば民間活力で何とか出来ても人口減少の著しい地方では景気の減退を招く可能性もあり、地方議会としては悩ましいところです。国、県、市町村が連携できる予算措置が望まれるものです。

松江市軟式野球連盟
2024/02/12
 今日は松江市軟式野球連盟の常任理事会、総会があり連盟の会長として出席しました。
 野球人口も少子化の中年々減少してきましたが、昨年のWBCでの侍ジャパンの優勝、メジャ−リ−グでの大谷選手の活躍、大谷グラブの学校への寄贈など多くの話題もあり野球人口が少しでも回復すればと感じています。
令和6年度は9月の21日〜23日にかけて軟式野球高松宮杯一部が松江市営球場を中心に行われます。施設を充実させ全国大会が無事開催されるよう一致団結して取り組みたいと思います。島根県、松江市ではプロ野球も来なく、レベルの高い野球を子供たちに見せてあげることが出来ません。軟式野球の全国大会のレベルは相当高く、ぜひこの機会に野球の醍醐味を感じていただければと感じています。

建国記念日
2024/02/11
 今日の建国記念日は毎年、細田博之衆議院議員の新春互礼会が開催され多くの国会議員の皆様の国政報告が聞ける場でもありました。お父さんの細田 吉藏元衆議院議員の命日でもあり恒例となっていました。今年は残念ながら本人である細田博之元衆議院議長のお別れの会となってしまいました。私もこれから出席したいと思います。細田先生には地域課題、松江市の事業と国の事業のセッティングなど多くの要望を聞いていただき、多くの事業でその成果が達成されました。地域の議会や議員がしっかりしていれば国は国会議員の先生方にお任せすれば多くの事業が出来るという安心感を与えていただいていたとつくづく感じていました。しかしながら細田先生がお亡くなりになり今は未来への不安しかありません。今日は先生に最後のお別れとこれまでのお礼をしっかりと念じてきたいと思います。

建国花市
2024/02/09
 毎年、中国の春節の前に台湾の台北市において行われる花市に松江市のボタンが高級な縁起の良い花として注目され多くの台湾の方に購入していただいています。松江市においてもこの時期市長や副市長、関係部局の職員、八束町の生産者の皆さん、議長、議員も同行して台湾を訪問しアピ-ルを行い、台北市長に表敬訪問します。私も議長の時に参加させていただき周年事業の挨拶を向こうの言葉で行ったことがあります。その時は先般台湾総統選挙に立候補された民衆党の柯文哲氏が台北市長でしたが、松江市を大変歓待していただきました。面白いお方で我々がきちんとした服装ということでしっかりとネクタイを締めて参加すると、ノーネクタイでこられ「ネクタイとはイギリスが人を服従させるために着けさせたものだからそんなものはしないほうが良い」と軍のパイロットジャンパ−を羽織って来られたのを覚えています。昨年はその時の調印が切れたため再度協力の調印を行ったのですが、なかなかそういった事業の効果が見受けられません。
 台湾に出荷するボタンは生産者は大変安く設定されていますが台湾では平均一鉢が15,000円くらいで取引されています。八束町の生産者は約その十分の一ということで大変安い状況です。八束町では一鉢が4000円程度で売られていますがこれでは日本で売ったほうが儲けが良いということになります。JAなど関係者の努力が必要と考えますが生産者は大変です。松江市の支援も限定的なものであり、長くは続けることができませんがそういった中身の状況の改善に支援ができればと感じています。

 市長を含め関係者の方々も台湾の状況などを踏まえより良い事業が展開できるよう期待します。

節分
2024/02/03
 今日は節分ですが、節分は「立春」の前日ということです。立春は暦の上で春が始まる季節のこと。つまり、節分は冬の終わりの日で、翌日から新しい季節が始まる区切りの日となります。

 そのため、邪気や悪いものを落として、新しい年に幸運を呼び込むことを目的に、節分という行事が日本各地で行われてきました。と、ものの本に書いてありました。
 きっと今日もあちらこちらで様々な行事が行われると思います。

 先日、なかなかお会いできなかった建設会社の経営者の方に久しぶりにお会いしました。私が飲み会があれば最後に伺うお店でばったり会い、何年ぶりの再会でした。私がだいぶ太ってしまったため、一瞬わからなかったみたいですが、懐かしくお話ができました。その中で過去に私が支援した首長候補者について、あまり内容をご存じなかったような認識をお持ちであったので改めて説明しました。こういった方々に人となりをうまく説明できていなかったことに改めて深く反省しました。
 しかし多くの方に様々な選挙の候補者の「人となりを」説明するのは大変であり説明が不足だと多くの誤解を生みます。「歯に衣着せず発言をする方」「財政をよくわかっている方」「政策実行能力の高い方」「有名人で受けの良い方」「国にパイプのある方」など様々ですが、それぞれ有権者の考え方はあります。その中でいかにご紹介できるのか改めて考えさせられます。また、最近はネット社会で自分の身分を隠し「批判、中傷」を繰り返すような傾向が見受けられますが、きちんと自分の意見を公に公表し、自ら立候補する若者も多くなってきました。私も議員になる前は批判ばかりする若者であったように思いますが、思い切って議員に立候補し自分の思いを、支援者の思いを市政で発言できるようになりました。そろそろ当時の町議会に立候補してから現在の市議会まで26年余りになります。議員や首長に意見や思いのある方が皆さん選挙に出ていただくくらいになればと考えます。
 多くの自治体で議員のなり手不足が深刻化していますが自分の思いを具現化するためにも挑戦してみてはいかがでしょう。私もきっかけは自分の住む集落に水道や下水道が整備されていないというところから始まりました。当時、財政状況や地域の環境など何もわからず批判ばかりしていたものです。改めて人に伝える難しさを感じています。

LPガス協会
2024/02/01
 昨日はLPガス協会松江市支部の新年会に会員事業所として出席しました。ほとんどの方が経営者ではなく各会社の担当者が出席しており、顔を見ても知らない方が多くなりました。協会のほうではガス局民営化について協会からの要望書を取りまとめられるそうですが、先般の議会で民営化についての条例を可決する際の委員長報告の中でも先例の市と同様に現在取引がある事業者について配慮する。委員会の合同審査会では「関係事業者の皆様の事業継続の不安については、市長との意見交換でも伺っている。我々も事務的に伺っており、ガス局のほうでは現実の取引の状況、ガス局からの発注状況もあるのでので、そういった状況については、譲渡先選定委員会の議論の中でしっかりと状況把握した上で、公募先の選定条件として地元事業者への配慮ということで、盛り込める最大のところを検討していただくように進めていきたいと考えいる。
 引き続き事業者の皆様から御意見も伺い、要望書等提出していただくことがあれば、そういった要望書等についても譲渡先選定委員会のほうにもお伝えをして、議論をしていただきたいと考えております。」などの答弁があり、委員会意見の中では地元関係の事業者の意向については、最大の盛り込みをしていくあるいは、事業者の要望を取り入れるという、委員会での答弁もあり賛成という意見などがあり、委員会、本会議で可決したこともなどを踏まえ、会の締めの挨拶の時に議会での状況をお話ししました。いずれにしても各企業の皆さんがしっかりと営業をしてガス局民営化に備えていただきたいと思います。松江市も、委員会や、本会議での意見をないがしろにすることなく、真摯に対応してより良い民営化事業に取り組んでいただきたいと思います。

臨時会補正予算説明
2024/01/31
 2月5日に行われる松江市議会臨時会の内容について、議会運営委員会、政策連絡会が開かれました。
 令和6年能登半島地震の被災地支援と国が行う物価高騰対策の追加分です。
 毎回思うのですがこういった予算を立てると必ず給付に対しての事務費も計上します。国から支給されているのでありがたいのですが、同じようなスキームの給付事業を何回も行っており、ソフトをいじくるばかりだと感じますが毎回、毎回、多くの事務費が必要です。カーソルでクリックしたらそういった情報がすぐに出るようなソフトにならないものかとつくづく感じます。

 これが民間なら一週間でできるのに役所だと3月末までかかりますという返事になります。私たちも少しあきれています。
 

計画事業
2024/01/30
 松江市にも様々な計画事業がありますが、現在一番困っているのは公共交通のあり方です。バスの運転手不足が顕著で、朝晩のタクシー不足も大変多く苦情が来るようになりました。問題は働く方の高齢化、少子化による人口不足などにより、どの業界も人手不足となり困っているのが現状です。
特に、タクシー運転手やバスの運転手の報酬が安くて、なり手がいないという現状に対策が打てていないこと、が主な原因だと思います。タクシーについては十年近く前に行った国の法改正がジワリ、ジワリと地方に影響をもたらしています。タクシーの台数や営業区間の厳密化を行ったため東京などの都会地でもタクシー不足になっています。公共交通は行政がどこまで面倒を見るのかが問われており、民間活力だけでは対応ができかねています。国は様々な補助や交付事業を設けていますが、多くのものが令和3年以降、地域の交通計画を作らないと申請ができなくなっています。行政はこういった計画を年度末までに作ろうとするので次年度の活用が大変しにくくなります。フットワークの良い自治体だと、首長以下すぐに取り掛かられますが、松江市もそうなってほしいものです。
先日新聞で岩國 哲人 元出雲市長の紹介がなされていましたが、メリル・リンチ・キャピタルマーケットアメリカ本社上席副社長だった岩国さんは「行政は最大のサービス産業」、「小さな役所、大きなサービス」という持論をもとに、ショッピングセンター内の行政の土・日サービスコーナーや、樹医制度の創設、総合福祉カードの導入、日本最大の木造ドーム「出雲ドーム」の建設,
などなど今では学生三大駅伝となった出雲駅伝などなど次々と新施策を実現し注目されました。新聞には「行政は民間が一年でやることを3年かける」そういったところを改善したいと言われていたと書かれていましたが、1989年の事だからもう35年前の事です。振り返って今の松江市はどうなのか、私たち議員も執行部も、もう一度35年前の英雄を思い返せればと感じています。

除雪対策
2024/01/27
 久しぶりの雪でしたが、除雪もうまくいきあまり問題もなかったようです。しかしながら教育関係の手配は地域によって差が出たようです。雪が積もった時の対策をきちんとしているところとそうでないところ、それぞれ対応を事前協議してマニュアル化しているところと、毎年のように行き当りで、その場しのぎをしてきたために対応が遅くなったところと様々です。
 役所は幹線道路や市道に優先順位を付けて対応しており、どうしても民家が少なかったり人里離れたところは後回しになりがちです。そういったところは自助努力であったり、地域の共助であったりと対応されますが、最近は高齢化が進み地域の共助もままならなくなっています。特に支所管内はそういったところが多く普段から支所がどのように対応してきたかで同じ松江市でも大きな差が生じます。今回私の地元では国道・県道・幹線市道・一般市道と手際よくしていただき特に業者が遅くなるところは支所でできることをされていただき苦情はありませんでした。大変ありがたいことですが日頃の対応を準備しているからこそのことであり感謝です。しかしながらどこも同じ対応がされているわけでなく「学校の前の市道が雪かきしていない」市が委託している業者に「ついでに敷地内も雪かきしてほしい」、コミュニティ−バスの路線が雪かきしてなくバスが雪にはまり来なかったといった地域もあったようです。すべて人がやることであり完璧になるとは思いませんが、自助、共助、そのあとに公助があり、すべて公のせいにすることが無いよう取り組めればと感じました。

地方議員研修参加
2024/01/26
.調査内容
1月22日(月)
 今回、自民党島根県支部連合会が主催する地方議員研修会に島根県議会議員9名、出雲市議会議員9名と共に参加しました。党本部で行われるこういった研修会は自民党で試験的に行われ今後どんどん地方議会議員との意見交換をしていくというものです。
 最初に「こども未来戦略について」前子供政策担当大臣の小倉將信衆議院議員から説明を受け、「少子化対策の基本スタンス」「こども未来戦略方針のポイント」「少子化対策加速化プランの理念」などについて伺いました。少子化対策の基本スタンスは多様な価値観を・考え方を尊重しつつ、若い世代が希望通り結婚し、希望する誰もが子供を産み、育てることが出来るよう個人の幸福追求を支援し結果として少子化のトレンドを反転させる。未来への投資として子供子育て政策を強化するというものです。
 質問・意見としては児童手当について、所得制限を撤廃され支給期間も高校生まで延長される。第三子以降は3万円の倍増となされるがどのようなスキ−ムになるのか。今回、子供医療費無料化は取り組まれていない。児童手当の増額は高校生以上の子育てに必要であり子供が小さい時には子育てにあまりお金はかからない。人気取りのような政策ではなく、国・都道府県・市町村の役割分担が問われている。子供に対して全国一律で行う事と、地域の特色として行うものが、東京都に税収が集まりすべてのサ−ビスを東京都が行うため地域の特色が反映できないと意見を言わしていただきました。
 金子衆議院議員の挨拶では自民党の不祥事があり地方議員の皆さんにはお詫び申し上げるとの挨拶ののち自民党の現在の状況の報告がありました。まさしく会議の真っ最中であり数分の挨拶でしたが熊本県の郡部の出身でもあり地方のことがよくわかる逸材です。青木参議院議員とも同い年であり今後も協力して活動していただければと感じました。
次に「地方創生について」尾崎正直衆議院議員から説明を受けました。尾崎衆議院議員は元高知県知事で知事の経験から地方創生のとりくみについて説明され特に高知県で行ってきた施策についてご紹介いただきました。人口が減少する中地産地消では経済がしりすぼみになりすべての項目で経済が小さくなっていく傾向が高知であり、それの解消のために地産の強化、外商の強化を行い「地産外商」を進めたというものです。その結果、各分野で地産外商が大きく前進し、移住者も大幅に増加し、県内総生産はおおむね増加しましたが、コロナの影響が出てきているとのことです。注目したのは各町村に県から職員を派遣し集落活動センタ−を、廃校などをリノベ−ションして活用しており、松江市でも参考になると感じました。

1月23日(火)
 参議院会館において、青木事務所・三浦事務所に挨拶に伺った。青木事務所では佐々木秘書と懇談し、今後の松江市における取組についての支援や特別交付税の確保について要望、意見交換を行いました。
 午後からは「国土強靭化について」佐藤信秋参議院議員から説明を受けました。佐藤議員は自民党国土強靭化推進本部本部長代理で、元国土交通省事務次官であり、道路予算や国土交通省所管の国土強靭化事業についてはある意味スペシャリストであり大変期待をしました。今回建設労働者の処遇改善の論理と実践、特に事業量の確保・成長の推進、質の改善・新3Kに向けた分配の充実などの説明の後、新たな国土強靭化計画としてデジタル技術の活用など社会情勢の変化に関する事項と近年の災害からの知見として災害に関する対策などが盛り込まれ国土形成計画と連動した「地域における防災力の一層の強化、(地域力の発揮)」が新たに方針に加わるなどの説明を受けました。また、国土計画の体系について、国土計画とは黒土に関する、長期的・総合的・空間的な計画のもと資源・社会資本の適正配置と空間的な効率利用であり、国土強靭化基本計画と連動した国土形成計画を立てることと国土利用計画と一体として作成するとの説明を受けました。
 意見としては、国土強靭化事業費も多く計上されているが補正予算での計上では交付金要綱により2年で執行しなければならないが、3月の補正予算では実質1年となってしまうので、都道府県も市町村も事業の執行に苦労する。繰り越しができるなど制度の調整がしていただきたい。国土強靭化事業で新幹線や高速道路の整備を行っていただきたい、などの意見がありました。
次に「農林水産について」元農林水産副大臣の武部新参議院議員から説明を受けました。内容は「食料安全保障の抜本的な教科」「環境と調和のとれた産業への転換」「人口減少かにおける生産水準の維持・発展、地域コミュニティーの維持」についてと食料・農業・農村政策の新たな展開方向に基づく施策の全体像について改めて説明を受けました。
意見として国は「地域に合った農業」と言いながら、全国一律の政策を作り全地域で実施させようとしているように見える。そのため地域で特色がある農業のあり方がおろそかになり補助金が出る施策へ都道府県自体が変更しているように見える。末端の市町村から見れば農業の質が違う地域で国の制度に合わせるような施策は、地方では対応が難しく農業離れが加速しないか心配である。大まかな方針を国が出し市町村が実施する、その足らないところを都道府県が補足するというような地方に権限や資金を委譲するやり方が望まれる。その中で国の最低限必要な自給率をどう上げていくのか国策で検討すべきと感じました。


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