一般質問
2023/03/02
 先日一問一答方式で一般質問をさせていただきました。
内容は1,島根町の医療体制について、2、松江市の保育体制について、3,原子力発電所周辺地域における防災対策の充実・強化について(原子力災害対策補助金)4,社会人スポーツに対しての支援についてです。

島根町の医療体制については島根町大芦地区の開業医の方が諸事情で閉院されるにあたり今後の松江市の対策や対応を伺い市長自ら諸課題に対応するよう求めたものです。
松江市の保育体制については先般、幼稚園、保育所、認定こども園のあり方計画案が示されたため今後の見通しを伺うとともに保育施設に対して補助制度や支援策、保育士に対する処遇改善である給与の状況などを伺いました。原子力発電所周辺地域における防災対策の充実・強化については、原子力災害対策事業費補助金が国から県に補助金として定額補助として出ているのに、島根県では医療施設や福祉施設に10キロ圏内の事業所に対して行っていますが平成28年以降取り組んでいないため状況を伺ったものです。社会人スポーツに対しての支援については、東出雲町の社会人野球チームMJGが約13年間の活動の中でIターン、Uターンで約30人余りの方が松江市で活動している実績があり、球場の整備など何らかの支援ができないか尋ねたものです。
前回の質問でもそうでしたが、答弁がどちらにもとらえられる内容であり、市長さんが今後実績を残すためにも明確な答弁をしたほうが良いと感じています。検討して行うのなら、いつまでに行うのか。予算がないのならどのような工夫をすればよいのか。国や県に支援制度はないのか。ふるさと納税や、寄付などが募れないのか。やり方はいろいろありますが積極的に取り組んでいただければと思い質問しました。

本会議
2023/02/21
 今日から2月定例会が始まります。
松政クラブからは2名の会員が県議会に立候補予定の為辞職しました。そのため委員会構成が変わるためそれぞれ委員会が初日に開催されることからいつもとは違う運営になります。これまで会派所属の議員が委員長を務めていたため議案ごとに質疑、意見を述べてきましたが今後は委員長所属会派の議員さんがしっかりと行われるとは思いますが、議会の活性化に努めていただければと思います。2人の議員には新たな門出となることをお祈りします。

出張
2023/02/11
 先日一泊二日で調査・研修を行いました。
 初日は文部科学省、文化庁において国際芸術祭や文化振興事業について調査しました。宍道町出身の三島議員と共に宍道町で企画しようとしている地域芸術祭において宍道湖岸や商店街を使ったウォ−ルア−ト事業が出来ないか、事例の調査と国の支援事業について研修しました。昨年瀬戸内芸術祭の視察を行い大きなイベントではなくまずは足元の地域で行える活性化事業が出来ないかと考えたところです。全国的には大きな芸術祭を国の支援を受けながら行っており、支援補助も上限8000万円などというメニュ-もありますが、来年度の企画のため申請の時期が残されていません。今後何とか第二募集、第三募集に間に合うように検討できればと思います。
 二日目は国土交通省水管理・国土保全局河川環境課において河川の浚渫について国土強靭化事業債で行われるものと、総務省が発行する緊急浚渫事業債の計画や考え方において国の指導や協議において事業に影響が出るのか、どのような協議が行われるのかなどを伺いました。特に法定河川には国土強靭化事業債が適用されることもあり浚渫にはどのような事業との組み合わせで使うことが出来るのか伺いました。法河川とは河川法の適用される河川または準用される河川であり、その種類として一級河川、二級河川、準用河川があります。 また河川法の適用されない河川を普通河川または法定外河川といいます。松江市においては県が管理するほう河川が多くありますがその多くが河川管理における浚渫が行われておらず、河川管理者がだれかなどわからない市民の皆様からは私たち市議会議員に「何とかならないか」というような苦情が寄せられます。国は計画を立てれば緊急浚渫事業債(充当率100%交付率70%)や事業内容によっては国土強靭化事業債(充当率100%交付率75%)が組めるように伺いますが、松江市の県管理河川(堀川・天神川、佐々布川、玉湯川などにおいてはにおいては計画も見えませんし行った実績も小規模のものです。松江市管理の河川においては緊急浚渫事業債の利用提案をしてから多くの準用河川や松江市管理の河川において事業計画が立てられ実施されています。今回県管理の河川についても浚渫事業を進めていただくためにも市議会議員としても改めて研修・調査させていただきました。

意見交換
2023/02/06
 先日総務委員会の議会報告として、商工会議所、商工会の青年部の皆さんと意見交換を行いました。松江市の総合計画MATUEDREAMS2030を参考にしての意見交換ですが、前もっての自由記述でも多くの意見を伺いました。総合計画は元々問題点や課題を羅列してどのように取り組むのかが記載されていましたが、今回の総合計画は民間の方からの強い希望もあり、民間の皆様の意見を聞き現実的に実行できる内容になるよう作られたと伺っておりましたが、若い経営者の皆様からは、「もっと尖った政策が必要」「特別な事業が行える特区」などを望まれているように感じました。
 私も青年部出身ですがいつの時代も同じような課題を持っているのだなと感じるとともに、今はある程度「与えられている」為、本当の困っている内容がそれぞれ個人個人で違うようにも感じました。
 私たちのころはそれぞれ支持をする議員さんを呼び要望や、意見交換を頻繁にしたものですが、感じているのはお互いが「待ち」になっているんじゃないか、積極的に問題解決に向かうという姿勢がきうすになっていないかということを強く感じました。

議員なり手不足
2023/01/29
 今日の新聞で議員のなり手不足が深刻で、統一地方選挙でも無投票が多くなるよう報じられています。幸いにも松江選挙区では市議会では無投票は今までなく心配していませんが、県議会の松江選挙区では無投票であったり、一人オ−バ−など激戦とはいいがたい選挙が続いていましたが今回は激戦になる見通しです。
 議員のなり手不足の一番の要因はやはり若いころから政治にかかわったことのない方が多くなっていることと、仕事の内容に対する報酬の状況や保証がないことにあります。私たちが若いころには「青年団」「青年部」などという組織があり、政治家を呼んでの座談会や地域の課題などをよく話し合ったものです。当時は「水道や下水道がない」「道路が狭隘で危ない」「幹線道路が整備されていない」「生活道路なのに有料」など様々な課題があり、若い人が何とか解決して住みよい町にしようという思いがありましたが、今ではそんなことをしなくても整っているところに移住しようという考えになり、地域のことを考える方が少なくなりました。昔のように組織で動くという環境が無くなったことだと思います。もう一つの報酬ですがこれは人によると思います。議員でも毎日のように課題解決の為に役所に出かけ活動されたり、地域に出向いて住民のお話を伺ったり、国の動向や他市の事業を学んだりする方もおられれば、年4回の定例会に出席するだけの方もおられます。年4回の定例会のみという方は松江市議会にはおられませんが町村ではそういったこともありました。ほとんど祝日関係なく「議員」という肩書はついて回り365日「仕事」と言っても過言でなくそれに見合う報酬になっていないように感じます。また、過去には議員には「議員年金」という共済制度がありましたが、現在は廃止され議員年金はありません。会社勤めをされている方が議員になると厚生年金から国民年金に代わります。厚生年金は二階建てになっており年金を半分会社が負担してくださるので掛け金が多くなり後でもらえる年金も多くなります(収入により変わります)。仮に議員になり2期当選、3回目に落選、もしくは議員を辞めるといった場合厚生年金加入が8年間欠落し国民年金との併用となるため受け取る年金額が少なくなり老後の保障にリスクがあります。このような状況では会社員をしていた方が議員になるには大きなリスクと考えられることもあります。私も全国市議会議長会の副会長の時に厚生年金加入促進会議の座長、地方議会議員年金年金制度特命担当をしていた時に、自民党の総務会長が地元の細田博之衆議院議員、竹下亘衆議院議員が歴任されていたこともあり、厚生年金加入にあと一歩というところまで行きましたが当時、自民党の若手議員が反対され厚生年金加入が出来なかったことがありました。当時は地方の市町村職員などが「共済」から厚生年金加入に代わったところであり、企業共済なども制度移行しているころであり丁度よい時期でしたが大変残念でした。私の考えでは一部の勉強不足とも思える議員の発言でこういった大事なことが出来なくなるのは理不尽に感じています。当時の若手議員の意見は個人事業主は年金基金に入っているので議員も年金基金に入るべきというものでした。これは報酬が高い都会の議員であればよいのですが報酬の少ない地方議員では難しい問題です。また。私も個人事業主をしながらの議員ですが、個人事業主は経費もあれば控除もあります。議員は控除はありますが経費で認められるものはありません。当時地方議会の実情が解る地方議会や地方の市町村長から国会議員になられた方々はよくご存じで「厚生年金加入」に前向きに応援いただきましたが、都会地出身の若手議員に阻まれた格好になりました。あれから6年たちましたが同じ環境が改善されていない現状はなんともむなしく感じています。

農業政策
2023/01/22
 今日の新聞にコメ減収補填8割未支出、減反、類似制度で利用低迷との見出し記事がありました。コメや麦、大豆など価格が下落した際、農家の減収分を9割補償するものだが、これは過去五年間の収入のうち最高と最低の2年を除いた3年分の平均収入を基準とし、減収分尾9割を穴埋めするものです。財源は農家が25%、国が75%の割合で負担するものだが、幅広い農作物をカバ−する収入保険への移行が進んだせいであるというものです。JA共催で数年前から収入保険に入ったほうが幅広く見ていただけるし、手続きが簡単なこともあり、天候に左右されるそば栽培の方々に進めたこともありますが、予算の状況がこのようになっていたとはわかりませんでした。しかしながら日本の農業の仕組みは地域、地形により同じ県や市であっても支援を求める内容が異なることが多く、霞が関で全国一律のル−ルを作るのは難しく、地域にあった支援の在り方が求められます。本来であれば市町村単位で支援措置を行うか、それぞれのJAによる支援に切り替えることができれば「かゆいところに手の届く」支援になると思うのですが、市町村、JA共に農業を熟知した職員が少なく農業者に寄り添った支援が出来ていないのも現状です。そういったことから、国は手厚い支援を行っているが、利用者がいないという事に繋がっているように感じます。市でよく言われるのは県(国)の予算が入らないと市が支援できないというようなことをよく聞きますが、国の予算が一度県に入るためその予算がきちんと執行されないと事業者に市の支援事業が行えないという事になり、なんとももどかしい限りです。しかし、13年間の予算措置が1兆188億円ありながら、1445億円しか支出していない予算というのはいかがなものかと感じますが、なぜ利用されていないのかも調べてみたいと思います。国の予算ですが毎年のように数兆円単位で余っているのが現状で、財政負担にはなりませんが有効に使われる予算内容になればもっと必要とされているところに予算が付けられるのではと今日の新聞を読み感じました。

中国に水際対策は交渉しているのか?
2023/01/13
 昨年12月に中国政府が新型コロナウイルスの水際対策を見直し、中国への入国後の隔離措置を撤廃すると発表したことについて、現地の日系企業の間では出張などで往来がしやすくなるとの期待が広がっている。との報道がありましたが日本政府は逆に中国での感染拡大を恐れPCR検査の実施を含めた水際対策を強化しました。中国の報復措置として中国入国のためのビザが発給停止になり、マスコミでは中国が悪い、大変だと大騒ぎしています。私は個人的に何もせず投げておけばよいと思いますが、マスコミはあおるばかりです。
 しかし中国の怒り方は、私たちには理解できないのですが、まさか外務省は中国と「事前協議」をしていないという事は無いと思いますがどうだったのでしょう?そういったことはマスコミは取り上げません。中国は入国者に対して一時隔離をしていたものを辞めたのに日本では検査を行い一時隔離を行うという事では中国も怒るのは当たり前だと思います。問題は日本の政策をきちんと相手に伝えているのかどうかとお互い了解していたのかどうかという事で、どちらも協議なしに一方的に宣言すれば「怒る」のは当たり前ですが、外務省はちゃんと行っているのかわかりません。通念上相談もなく行うのが常態化していないか?相手国との意思疎通が外交では大事になると思うが今の政権、今の省庁はそのようなことができているのか何となく不安になってきました。人間関係が薄れ、人と人の関係が薄くなり昔だったら当たり前の行為が今できているのか疑問です。優秀な役人が仕切る日本の環境でそんなことはないと思いますが「当たり前が当たり前じゃない」という事も、一考するべきと感じます。

五本松節歌い初め
2023/01/11
 今日は関の五本松節の歌い初めが美保神社でありました。いつもだと、大変寒く、「こごえる」という感じの歌い初めですが、今年は天気も良く穏やかで温かくいつもの年とはちょっと違った環境でした。神社に上がるとさすがに冷え冷えとしており、厳かな感じになり、皆さん緊張した面持ちで歌い初めをなさいました。特に三味の音が寒いため会わないことが多かったのですが、今年は音色がいつもに増してよかったように感じました。会員も高齢化しており後継者として若い方の参加が必要になってきました。しかし80代元気です。いつまでも頑張ってください。

新年行事
2023/01/09
7日、8日と新年行事があり消防出初式、松江体協の総会がありました。コロナ対策もあり、消防出初式では人数も少なくされ、分列行進もありませんでした。消防団では全国的に操法大会がいらない、それがあるから消防に入らないというような風潮が見られます。しかしながら私も消防団に30年在籍し感じたことは、最初の一、二年は同じような感覚を持ちましたが、火災や災害を消防団で体験するうちに操法、つまり小型ポンプの取り扱いや、行動の仕方など団員の意思疎通には欠かせないと感じたものです。またそういった器具の取り扱いは誤った取り扱いをすると危険なこともあり、日々の繰り返しの反復した訓練が必要です。そのため消防団では二年に一度約一か月かけて、各分団で訓練を行い操法大会を行っています。私が入団したころは所作が重視され一つ一つの行動をきちんと行った、というようなことを指導されましたが、最近はより実践的な水を出して的を倒すなどの大会に変わってきました。そうしないと消防団員でありながら火災現場でポンプを取り扱うことができなかったり、消火栓にホ−スをうまくつなげることができなかったりすることがあります。現に消防団員の経験がない集落の漁師さんが火災で小屋が燃えているのに消化活動ができないというようなこともありました。そういった意味で個人的には操法大会は必要と考えますが、最近の風潮はいかがなものかと思ってしまいます。消防団の方々は自分の仕事を持ちながら、訓練はもちろん器具の点検、担当の地域で火災や災害が起こればいち早くで対応をしていただいています。ある意味、崇高な精神が無ければ取り組むのは難しいと感じますが、松江市消防団の皆様には頑張っていただいており感謝しています。
 社会全体が個人主義が蔓延する中、所詮人間は一人では生きていけません。何かしらのかかわりを社会の中で持って暮らしていくには、自分の主義主張だけでは生きていけません。しかしながら、現在の社会ではそういった環境も維持されていないのも現実です。何とかより良い環境になればと考えます。

美保関新聞あいさつ
2023/01/08
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、一昨年より続けていた国会議員要望や省庁要望を同僚議員と行い、災害対応のための交付を含む特別交付税を予測していた額より約3億円増加していただき、多くの災害箇所に予算をつけていただきました。美保関町内の災害箇所についても地すべり調査も含め全箇所の対応ができるようになりました。しかしながら県事業、市事業とも災害に加え年度に行う一般事業もあり、工事事業者の人手不足もあり、入札不調による工事の繰越を余儀なくされる事業も多く発生しました。災害箇所が未だ改善されていない地域の皆様には不安を感じておられると思いますが予算確保はできているためご安心頂ければと思います。
また、観光地の高付加価値化事業においても一昨年選挙もあり取り組むことができませんでしたが昨年は年度当初から取り組むことができ多くの難関もありましたが、美保関、玉湯、松江宍道湖温泉の旅館群を一つの箇所として箇所指定していただき事業認定をいただきました。利用上限2億円のうち国が二分の一補助するのに対し、県と市が交付された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を、それぞれ六分の一充当することにより受益者の負担は総額の六分の一で事業が展開されるものです。新年度もこの事業については国において行われる予定ですが、県、市の追加補助については新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が来年度見込めるかどうか未定ではありますが、多くの皆様にこういった事業を利用していただき地域振興の起爆剤になればと感じています。
また、昨年の境水道大橋50周年、隠岐汽船50周年を記念する「記念事業」には実行委員会を立ち上げ、昨年9月議会で予算を付けていただき11月27日にメテオプラザに於いて湊・交流フェスティバルが実行委員会主催で行われました。シンポジウムでは上定市長をはじめ境港の伊達市長、隠岐4町村のそれぞれの首長が参加され観光や定住に結びつく子育て政策などが話し合われたところです。隠岐4町村の首長と境港、松江市の首長がそれぞれこういった形でディスカッションするのは今回が初めてであり大変有意義なものとなりました。これをきっかけに、境港市や隠岐四町村と定期的な交流が出来るようになれば幸いです。マ−ブルテレビでも年末の特番として組んで下さり放送していただきました。協力いただいた松江市観光協会美保関町支部、実行委員会の皆様、山陰ケ−ブルビジョンの皆様には感謝申し上げます。
さて、本年は兎年。私もいつまでも「青年部」という気持ちでいましたが、還暦を迎える年となりました。多くの後輩や息子のように接していた若者が地方・地域の現状を憂えて行動しています。コロナで疲弊し人口が少ないこの地域を再生させるのには若者や子育て世代が定住できる環境づくりと時間距離を短くすること、そして交流人口の拡大が急務となってきています。
今までご指導いただいた大先輩が、100まで長生きして新幹線を見届けたいと常々語っておられましたが残念ながら実現できませんでした。絶対無理と言われていた四国の橋が三本もかかったのも、当時の国会議員が言い続けてできたからです。私たち市議会議員や市長は元より、県や県議会議員が「新幹線」「境港出雲道路」と言い続け、交流人口の拡大や子育て世代が安心して暮らし、ス−プが冷めない環境で祖父母と暮らせる環境が作れればと感じています。本年も市民の皆様が安心に幸せに暮らせるよう、そして夢や希望が飛躍実現する年となります様祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。


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