運転手不足
2023/10/10
 バスの運転手不足が顕著になってきました。過疎地や人口減少している地方のことと思っていましたが、全国的な兆候で都会地である大阪の阪急バスでさえ運転手不足で減便になるとのことです。そのような中、岡山の観光バス運営会社では、月給50万円、入社祝い金50万円として募集を行い27名の申し込みがあり7名を採用されたそうです。やはり賃金の問題なのかという思いもありますが、路線バスの運行だけでは、経営的には難しくなります。路線を維持するためには公共交通と民間交通の路線の整理が必要であり、一定の給与が保証される為には公的資金での支援が必要なのかもしれません。しかしこれでは運営する会社は経営努力をしなくなり、しりすぼみになり余計に赤字を出すことになりかねません。過去に松江市の交通局では路線バスの赤字を穴埋めするため、観光部門に力を入れ観光バスとして営業され結果も残されていました。しかしながらコロナの影響で需要が少なくなり運転手も不足という事で、儲けられる観光部門を一次縮小するとのことです。これでは悪循環に繋がり先の見通しが立たなくなります。
 平成17年だから今から18年前になりますが、当時の公共交通検討会議に議選の委員として参加していた時に、市営バスは郊外の赤字路線を運営し、一畑バスは市街地の黒字路線を運営するという企画がありましたが赤字路線に対する国の補助制度などがあることと、当時老人手帳を見せると一律100円でバスに乗れたサービスが中止になること、また一畑バスが郊外の団地路線12路線を廃止することになり当時の交通局でそれをカバ−しなくてはならなくなりこの企画は廃止されました。その時もバスを利用する方が少なくなり、全市民が年に一回バスを利用すれば維持できるなど様々な意見もありました。私も県庁や市役所の職員の通勤手当をバスカ−ドで支給すればと提案したことがありましたが、組合代表の方に「そんなことはできない」と叱られたこともありました。いずれにしても自動運転の技術が進む中、タクシ−やバスの運転手さん、トラックなどの運送業の運転手さんも仕事として将来が有るのか不安なこともあり、運転手不足が加速しているようにしか見えません。人口減少の中で今後様々な職業でこういった現象が起こりうる社会になりました。国も、県も市も支援だけではなく何が不足していてこういったことが起こっているのかしっかりと検証し対応できたらと感じています。

秋らしくなりました。
2023/10/06
 2日に9月定例会が終了しましたが、市民要望への同席や松江総合医療専門学校の会派視察など忙しく動いています。地元では1日に美保関灯台までのスロ−モビリティの試験運行、美保関運動公園前の水路での市民レガッタなど拝見させていただきました。スロ−モビリティ−は天気も良く快適な運航でした。松江警察署から指摘いただいた一般車の追い越しなどの交通の安全状況もスム−スに何も影響なく行われていました。驚いたのは今までの観光ピ−ア−ルなどが功を奏したのか思いのほか観光客が多くにぎやかでした。市民レガッタは、運動公園の行事が多く、相変わらず駐車場対策が必要と感じました。今運動公園や公民館など全体の配置や駐車場の在り方など各部の担当者で検討していただいておりなんとか来年度からでも取り組んでいただきたいと思います。本来であればなく見宍道湖レガッタを行った、くにびき国体でのレガッタ会場跡を使ったコ−スの整備が一番良いのですが国体会場は尾原ダムとなっており、もったいないように感じています。何とか中海振興事業でできないものか検討しています。総合医療専門学校は故宮岡元市長さんが元の大野中学校あとに誘致された民間の医療専門学校ですが、松江市がお貸ししている施設が大変古くなり改修が必要な状況になっています。また、公共交通機関が充実しておらず松江駅からは市営バスをチャ−タ−してのスク−ルバス送迎を行っておられ、多くの経費が掛かっています。松江市では公共交通での通学に対して補助も行っていますが、公共交通を使ったのでは学校に間に合わない時刻設定になっており私たちの気づかないところでした。学校でのそれぞれの授業の状況なども視察させていただき、体験もさせていただきましたが、大変高度な充実したものとなっているのに改めて気づきました。少子化で学生が少なくなる中、民間ということで県立の同じような施設での援助の状況とは異なり負担が多いことも聞くことができ、会派の皆さんと松江市としてどのような支援ができるのか検討してみたいと思います。

特別委員会
2023/09/29
 本会議休会中の特別委員会も本日の新庁舎特別委員会で終了します。27日には決算、予算の各特別委員会も終了し最終日の本会議での討論採決という事になります。休会中にも特別委員会や議連の勉強会などがあり先日も原子力安全対策協議会がありました。委員会での意見や討論の準備など議会活動は休会中に多くなります。本会議が終了しても地域の自治会相談や要望会、来年度に向けての国への要望、新たな制度変更などの研修など議員はほぼ365日活動しています。
私も明日は地元美保関でのモビリティ−交通の実証実験、日曜日は市民レガッタ、美保関町内の自治会懇談会に出席します。

議会活動中
2023/09/26
 先週各常任委員会が終了し今週は特別委員会が行われています。明日は予算特別委員会、決算特別委員会が行われる予定であり、会派意見のとりまとめや討論の準備打ち合わせなど終日大変です。空いた時間がなかなか取れず自治会要望の要望会の準備や執行部との打ち合わせや会派打ち合わせであっという間に一日が終わります。気付くと会派室に誰もいないという事が多くなりました。
 今日も新聞記事で原子力発電所の2号機再稼働で交付金や核燃料税が増える、電気のコストが年間800億円削減との報道があり、1号機の廃炉に伴う低レベルの廃棄物が六ケ所村の放射性廃棄物埋設センタ−に移送されたとの報道もありました。このことで電気料金がすぐに安くなるという事はありませんが、中国電力の発電所は現在、石炭火力、天然ガス火力、水力で発電されており、決して安定したコストでの発電にはなっていません。円安基調だと発電コストは高くなり、ウクライナ戦争による天然ガスや原油の値上がりは異常としか言いようがありません。過去には1バレル20ドル原油が上がるだけでオイルショックが起きていましたが、今では1バレル100ドルとなっても石油危機は起こりません。備蓄や化石燃料以外の発電など様々な対策によるものでもあります。しかしエネルギ−の高騰は物価の高騰を招き人口減少による消費の低下、労働時間の短縮や労働者のスキル不足による生産性の低下による企業収益の低下など特に中小企業で悪影響を及ぼします。当然市民生活への影響も少なくありません。そういった中で経済的な点、環境保護の観点、電力の安定供給などはいずれも解決していかなくてはなりません。



総務委員会終了
2023/09/20
 今日総務委員会が審査が終わり散会しました。総務委員長として委員の意見をまとめる立場であり、多くの委員の意見を議案審査、予算審査、決算審査に反映できるよう努力したいと思います。
 6月定例会に続き今議会でも予算審査、決算審査に対する質疑が総務委員会では少なく、また執行部の回答も用意ができていないのか、てきぱきとした回答ができていないように感じたので委員長として「決算審査は来年度の予算編成に向けて会派意見を取りまとめるものでもあり、しっかりとした回答を執行部に求めます。」と発言させていただきました。あまりこういった発言はしないものですがあえてさせていただきました。

おめでとうございます。
2023/09/14
 先日内閣改造が行われ、全国商工会青年部連合会で20年来の友人である松村 祥史参議院議員が国家公安委員長に就任されることになりました。4期目なのでそろそろ大臣が回ってくるのかなと思ってもおりましたが大変喜んだところです。元々商工会青年部出身なので産業経済が得意で小規模事業者、特に「父ちゃん、母ちゃん、あんちゃん」で構成される商工会事業者の事業承継などの問題を今までしっかりと対応されてきました。6年ほど前に私が松江市議会議長、全国議長会副会長になったときに松村参議院議員は経済産業副大臣に就任され共に園遊会に招待され喜んだものでした。今回はいよいよ大臣となられ私たちも大変喜びました。現在は熊本選挙区から選出されているので選挙の応援はできませんが参議院議員の任期はまだ5年ありますのでしっかりと国のために働いていただくよう願うものです。

一般質問終了
2023/09/14
 昨日で一般質問が終了しました。私たちの会派でも質問の反省会が行われ、「言い回しが悪かった」「時間がなくもっと突っ込めなかった」「言葉遣いが悪かった」などの意見がありました。総じて会派質問はよかったと思います。しかしながら執行部の答弁を聞いていると「言い訳」が多く「何をどうするのか」というような答弁はあまりありませんでした。そのため再質問を行うことになり通告外質問に発展するようなことも有りました。特に市長答弁で体育館の改修の問題で松江市体育協会の役員会で説明し「理解を得た」という発言がありましたが松江市体育協会の理事会では多くの意見が出たため理事の皆さんの意見をまとめ副会長が要望を提出することになっています。こういったことの積み重ねが「信頼」をなくしていることに執行部も気づいているはずなのですが中々改善されません。6月以降一層ひどくなってきているため会派としてもきちんとけじめをつけた審議、意見、討論となるよう心掛けたいと思います。

一般質問
2023/09/12
 先日会派の代表質問が行われました。議員は本会議前日に質問要旨をまとめて提出し、本会議当日には質問全文を提出します。要旨だけでは質問の意図がくみ取れないからということで「慣例」となています。しかしながら議員側は執行部がどのような回答をするのかは本会議で初めて聞くことになります。そこで意見の違いや考えの違いがあれば再質問をして確認をするのですが、先般とんでもないことが起きました。議会質問の通告後の金曜日に質問通告していた内容について記者発表をされ議会の質問での追及をのがれたことになってしまいました。このようなことは私も議員になってから初めてのことで「ビックリ」というよりも「喧嘩を売られた」という風に取りました。市長の指示かどうかわかりませんが完全に議会との信頼関係はなくなりました。4月以降の執行部の対応は説明不足が多く、先般のスサノオマジックのアリ−ナ問題など新築か改修かの相談もなく改修で話を進め、内容提示もないのに調査予算を決められたり、ガス局民営化を白紙で考えるのはいいのですがここまでの経緯のけじめがなされていないのに条例提案されたりと、散々な議会運営となっています。私たちも前回の選挙では市長を支えてきましたが周りの話を聞かないのか聞けないのか困ってしまいます。市長部局の残業時間が一番多い方で月77時間となっている方もおられます。平均は14時間だそうなので異常さが際立ちます。土曜、日曜、深夜まで仕事をなさるのは結構ですがすべて公務となると「公務の必要」があるのか正さなくてはなりません。元市長の宮岡さんはバスで通勤し土曜、日曜は市内を散策し市内の状況を確認し毎週月曜日の管理職会議では魔の月曜日といわれるくらい管理職に市長から指摘されることが多かったと伺います。有名なのは堀川遊覧の邪魔になると岸から伸びていた雑木を切ったところ大変激怒され当時たいそうな処分があったと伺います。今では花火の邪魔になると宍道湖護岸の黒松が伐採されたり乃木のケヤキが管理が大変と伐採されたりと議会の忠告も聞きません。危機管理の合言葉で「報・連・相」という合言葉がありますが、報告・相談・連絡これがしっかりできていれば誤解を招くこともなく差して問題にならないことが多いのですが一つでも抜けると大変な事態を招きます。

9月定例会
2023/09/04
 いよいよ明日から9月定例会が始まります。今日は一般質問の通告締め切りということもあり会派の総会を行いました。今回は議長と私を除いた皆さんが質問に立ちますので私のほうで決算総括質疑を行いたいと思います。
 松江市議会では2月の予算提案時と、9月の決算提案時にそれぞれ会派の総括質疑が行われます。一般質問と違い予算・決算の内容に関する質疑なので市の状況を知るにはこちらの内容が市民にはよくわかると思います。
 令和4年度決算は松江市では各指標が改善されていますが、事業費規模でいえば増加しています。コロナ対策事業で国から多くの交付金をいただいているためここ数年事業費予算ベースでは増加しています。また国の補助制度をうまく使った高付加価値事業なども行われ地域経済の循環にも貢献している内容になっていると思います。しかしながら残業代や職員数増などによる人件費も多くなってきておりこういったことについてはしっかりと質疑を行い市民の皆さんに報告ができるようにしなければなりません。長らく懸念していた実質公債費比率も10%を切り9.9%となりました。しかしながら事業を行えば公債費は増えるのが当然なので私たちはそのことはあまり指摘しませんがこの公債費比率は島根県では47都道府県の中で東京都に次ぐ少なさで約5.1%とされています。これがいいことなのか悪いことなのか、県民市民の皆様にもこういったことに興味を持っていただくとありがたく思います。明日からしっかりと議会で討論ができればと思います。

9月議会調整
2023/08/28
 今日は議員研修会があり、会派の議員も集まりましたので、議会前の調整を行いました。一般質問の内容の調整は先週終わり代表質問の内容の追加や意見書、要望の取り扱いなど明日の議会運営委員会後の会派総会で話したいと思います。
 9月議会は令和4年度決算もありますのでそれぞれの委員会が2日間行われます。補正予算・決算とありますので前回のように質疑・意見がないということはないと思いますが、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。

前ページTOPページ次ページHOMEページ


ページのトップへ


- Topics Board - Skin by Web Studio Ciel
↑ ページのTOPへ