青木先生のご冥福をお祈りします
2023/06/15
先般、青木幹雄元参議院議員がお亡くなりになりました。国政においても内閣官房長官、自民党参議院幹事長、自民党参議院議員会長などを務められ引退した後も影響力のある実力者でした。今日の新聞で前々回の知事選で候補者を上から押しつけたかのような書き方がされていましたが、私たち市議会議員から見れば押し付けてきたのは当時の県議会議員で、島根県出身の実力のある官僚経験者が多くいるのに島根県に出向してまだ若く人脈もない、霞が関でもあまり影響力が発揮できないであろう現知事を県議会議員で決めたという印象が今でも残っています。当時私は市議会議長で、亡くなられた竹下亘先生を中心に地元国会議員が、自民党の支部役員や市議会議員から意見聴取を行い、その意向をくんで党として判断されたものです。その時に言われたのは、「皆さんの意向をくんで判断しますが、決まった時には一致団結しましょう」というものでしたので、私たちも「考えが違っていても党で決まれば従います」というものでした。新聞の論調は当時から違いますが未だに変わりません。前回の選挙では一致団結したのですが、島根県の政治力の陰りを心配します。多くの県内自治体が社会資本整備総合交付金の内容が気になりますが、全国的には道路関係の交付金は自由度のあるものは半分以下の4.5兆円ほどになり5.5兆円は個別の補助金になっており、計画を立て手を上げなければ獲得できないものになっています。島根県で現在、この補助金に該当するのは「松江北道路」くらいで他にはありません。鳥取県では高速道路のバイパス道路として申請され多くの道路補助金を獲得し事業が行われています。国の予算は拡充し、他県では予算が増額しているのに島根県は変わらないというのが左近の現状です。
自民党の美保関支部で国会見学を企画して東京に出た時に亡くなられた元県議の浅野先生が浜松町で私たちを見つけタクシ−に乗り込み、すぐさま携帯電話で「幹よ今から行くけん〇〇を呼べ」と連絡され、電話口で「わーわ、ごくどだな、早こいやい」といったやり取りが当時、微笑ましく感じたものです。いずれにしても島根の政治の過渡期どころか危機的状況になっていくのが感じられてなりません。
地の利?
2023/06/02
今日の新聞で広島で行われたサミットなど多くの外国人が広島を訪れたが「山陰両県は隣接の地の利がありながらインバウンド観光の効果はなかった」との記事を目にしました。報道に携わるような方でも現在の山陰地方が置かれている状況を理解されていないように感じました。多くの外国人の日本での移動は「新幹線」「電車」です。高速バスを利用される方もおられますが「稀」です。ご存じのように岡山からの伯備線は松江まで2時間45分かかります。広島からだと3時間以上かかります。広島〜松江のバスは約2時間半かかりますが松江市はインバウンド観光対策として外国人観光客は500円で乗れるように補助を出しています。このようなことをしても外国人の来県が少ないのは先ほどまで述べたような移動時間に問題があります。いくら隣の県だといっても2時間から3時間以上かかれば広島であれば東京や福岡についてしまいます。そういう意味では隣県でありながら山陰は広島から見れば遠い存在です。外国人観光客のスタイルは1週間以上かけて観光するスタイルなので飛行機で目的地に素早くいくというものではありません。あちらに寄り、こちらに寄りというスタイルなので新幹線や電車での移動がほとんどです。ですから出雲空港で外国人の方の旅行者を見るのは本当に稀です。最近は日本人もそのようなスタイルになりつつあるので観光客のほとんどは「車」での移動になっているように感じます。多くの県外ナンバ−を見るようになりましたがそれは逆に山陰が便利が悪いという事の裏返しでもあります。新幹線の誘致に非常に消極的な島根県、電化にもなっていない出雲から西の石見地域、そのことの弊害にもきずかない地元新聞社、どうしたら地の利が生かせるか6月定例会での提案があるのか議会傍聴したいと考えます。
恵比寿大黒100キロマラソン
2023/05/28
今日は恒例の恵比寿大黒100キロマラソンが松江市美保関町から出雲市大社町の間で行われています。大変蒸し暑い中での開催ですが体調に気を付けて無事完走を願うものです。地元ではみそ汁やイカの煮つけなど前日から用意されているようでした。きれいな日本海を眼下に楽しんでいただければと感じています。
私はこれから、総務委員長として美保基地の航空祭に出かけなくてはなりません。コロナがひと段落安定して5類になったことからだんだん世の中が動き始め多くのイベントが再開されていきます。経済の活性化につながればと思います。
物価高騰対策
2023/05/27
先般開かれた臨時会で議長、副議長、それぞれの委員会の委員長、副委員長、それぞれの議員の委員会所属が決まりましたが、合わせて電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金9億4000万円が支給される議案が上程され議決しました。内容は電力・ガス・食料品等の価格高騰の家計への影響が大きい、住民税非課税世帯等への支援を行うため、1世帯当たり3万円の給付を支給するものです。支給対象者は令和5年度住民税非課税世帯とやむを得ない事情により非課税世帯と同様であると認められる世帯(家計急変世帯)です。これは主に原油価格・物価高騰に関する予算で、このうち6億7250万円は、電気やガスの価格高騰による家計への負担が大きい住民税非課税世帯に対し、1世帯当たり3万円を給付すること。また、食費などの価格高騰で影響を受ける低所得の子育て世帯(非課税世帯)に対し児童1人当たり5万円を給付するとして、2億6840万円が充てられるものです。松江市の人口約20万人のうち世帯数は約9万世帯、そのうちの約2万5千世帯が対象になります。松江市ではすでに水道料金を全世帯2か月分減免したところですが今回も国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(重点交付金)が強化された補正予算に対応したものです。今回低所得者支援策は予算化されましたが、今後生活者支援、事業者支援が行われる予定です。6月議会に向けそういった提案がなされると思いますが、これは市町村だけでなく県にも交付されており、県がどのような施策を行うかによって、市の支援策も決まってくると考えます。また、電気・都市ガスについては料金の減免がなされていましたが、LPガスの減免については、こういった予算で対応することになります。本来であればこういった内容をきちんと説明し議会にかけるべきですが、人事案を行う臨時会で提案されるのはいかがなものかと感じています。議論がおろそかになり事業方針を決定してから議会にかけるやり方では今後での対応を考えなくてはならないと考えます。
臨時会
2023/05/20
連休明けから議会後半の人事が始まり、会派の会長には大変ご苦労を掛けました。17日に無事に新議長を私どもの松政クラブから選出することが出来、新たに吉金隆議員が議長となりました。副議長には明政会の柳原議員、監査委員には市民クラブの川井議員がそれぞれ就任しました。各会派の様々な思惑もありましたが、議会の交渉は難しいものです。百戦錬磨の交渉といっても過言ではありませんが、やはり最後には「人」で判断されるものです。議会の新役員の方々にはしっかりと「人」を磨き、それぞれ傑物といわれるよう精進して、議会運営をしていただきたいと思います。
今回長らく副市長を務められた能海副市長も勇退し新しく山根理事が副市長となられました。能海副市長に置かれてはこれまで多くの事業を手助けしていただき感謝しかありません。特に職員が内容が難しくて進まない事業も「最後の能海頼み」で何とかできるよう調整する能力は素晴らしいものがありました。長い間本当にご苦労様でした。ありがとうございます。新しく副市長になられる山根理事も素晴らしい人物です。今後の活躍に期待します。
さて今度の臨時会では一般会計補正予算案として、低所得世帯などへの物価高騰対策に、約9億4000万円の一般会計補正予算案が提案されました。
これは主に原油価格・物価高騰に関する予算で、このうち6億7250万円は、電気やガスの価格高騰による家計への負担が大きい住民税非課税世帯に対し、1世帯当たり3万円を給付すること。また、食費などの価格高騰で影響を受ける低所得の子育て世帯に対し児童1人当たり5万円を給付するとして、2億6840万円が充てられている内容です。コロナの推進交付金を使った事業でもそれぞれ同じような給付を行いましたが、松江市の世帯数は約9万世帯、今回給付の対象となるのは約2万5千世帯つまり松江市には非課税納税者が4分の一以上の方がおられるという事になります。また、1円でも課税の対象になれば今回の給付は受けれませんが急激に所得が減少した方は対象になります。どこかで区切りを付けなくてはなりませんが給付される方、給付されない方がおられる以上何らかの不満は出てきます。議会では前回と同じ内容なのであまり質疑もありませんが本来であればしっかり議論してどのような支給が一番良いのか、支給よりも景気対策が良いのか減免が良いのか話し合えればと思います。毎回、国は補正予算としてこの3月末に物事を決めるため地方の状況を考えていないように感じます。地方は地方で近隣の市町村が早く行動すれば「松江市は行動が遅い」という批判を恐れ「先決処分」ということを行いがちです。事前にどのような内容が良いのか議論が出来れば本当に困っている世帯は何を望んでいるのかによって政策が進めばよいと考えてしまいます。「国の支給要綱がきまっているから」「他のまちではこのように対応しているから」という議論は中々臨時会では出来ないのが現状です。
社会資本整備総合交付金
2023/05/02
昨年10月に国土交通省、道路局環境安全・防災課において「地方道の整備」というテ−マで政務調査費を使い研修を行いました。6年前(平成29年)当時、議長に就任した年ですが、平成25年当時から松江市に支給される社会資本整備交付金が要望額に対し異様に少なく感じたこともあり、当時島根県出身の国会議員や、国土交通省や財務省の幹部が松江市出身であったこともあり要望や相談をしたことがあります。当時国土交通省での相談では、この交付金は5カ年の計画を作り毎年要望額の50%から60%が全国の配分の平均であると伺い、交付の交渉は県であり配分に当たっては県の裁量権であると伺いました。当時私は計画を作るのは市であり当然、市に直接交付されるものと考えていたのですが間に県が入るとは思ってもいませんでした。そういえば他の補助事業や交付事業も松江市の予算説明では県から補助金が出るように説明されますが、国から県に交付された事業費分の中から市町村へ補助交付されているのが実情であり、明らかに私の思い違いでした。補助事業であれば事業個所につくのですが交付事業で県に裁量権があるとすればこの時点で予算配分が変えられることも想定できます。このことがわかり当時、会派でも勉強しそれぞれの国会議員にも要望し次年度は要望額が100%認められたこともありました。この社会資本整備総合交付金ですが平成22年から、国土交通省所管の地方公共団体向け個別補助金を一つの交付金に原則一括し、地方公共団体にとって自由度が高く、創意工夫を生かせる総合的な交付
金として創設されました。また、活力創出、水の安全・安心、市街地整備、地域住宅支援といった政策目的を実現するため、地方公共団体が作成した社会資本総合整備計画に基づき、目標実現のための基幹的な社会資本整備事業のほか、関連する社会資本整備等を総合的・一体的に支援するものです。このことにより地方はより自由度が増した事業の推進が出来るとしていますが、先ほど書いたようにこの交付を県に裁量権を持たすと市町村への配分に対しての自由度は無く、今まで県が国に対して感じていたことが市町村が県に対して感じることになり、最近はさらに元に戻して、個別補助金化していただきたいとの要望も多くなりました。国の制度は個別補助金化が進み平成25年当時550億円余りだったものが令和4年度では4957億円となっています。令和5年度は道路関連の交付金が要望額を大きく下回っているとのことですが、松江市の予算は前年の繰越が多く配分も分かるのですが県の予算の配分が毎年5月にならないと解らない為、様子がわかりません。本来3月中に議会議決しているはずなので個別の箇所表などは委員会で説明され、その時に出来上がっていなくてはならないと感じますが県の仕組みはよくわかりません。
最近国会議員と地方の県議会との関係が特に保守系ではよくないことがあります。このような事業費の配分であったり補助金の配分であったり国の制度に係るものが多いのですが配分額が変わらないのなら国会議員に頼ることは無いのですが、このように交付金の総枠を確保したり、国土強靭化事業や有利な公債事業など多くの個別事業を行おうとすると国会議員の活躍が大事になります。新しく選ばれた県議の皆さんにはしっかりと議論し県民に分かりやすく説明されることを期待します。
市役所議場閉場
2023/04/28
今日、議場の閉場式がありました。昭和37年に現市役所が利用されてから約60年の歴史に幕を打ちました。その内、私は平成17年の合併から18年間利用したことになりますが、ここまで約600人の議員がこの議場で市民の代表としてまちづくりの提案、意見、質疑が行われてきたことを思うと感慨深いものがあります。特に私たちの会派は「是々非々」をモットーとしているため市長選挙で支持をした市長に対しても同じく取り組んだ為、幾度となく意見対立したこともあります。そういったことが繰り返されてきた議場が閉場され一抹の寂しさもありますが、5月からは大きな議論となったうえで建設された新庁舎に移り新しい歴史が作れればと感じています。
2月定例会質問と回答
2023/04/16
令和5年2月議会質問・回答
島根町の医療体制について
Q.先般2月20日をもって島根町大芦の民間医院が諸般の事情で閉院されることになった。この委員の診療科目は多岐にわたり、島根町大芦地区は元より町内全域の医療をカバ−しているといっても過言でないが今後の対応を伺う。
A.島根町内の医療機関は本市直営の診療所と2つの歯科医院となった。近隣2地区で意見交換を行い、参加された方からは「今は車の運転が出来るが将来は不安」「地区内に診療所を作ってほしい」「「訪問診療に応じる医療所を増やしてほしい」などの意見があった。島根町の実情に合った対応策について検討してまいりたい。
Q.合併記念誌の「愛するわが町島根町」には昭和44年当時の朝倉村長や地元の石川村議が後任探しに奔走し、首長が先頭になって医師確保で苦労されたと掲載されている。今も昔も変わらない姿だと思うが市長の所見を伺う。
A.市内のどこに住んでいても、安心して必要な医療を受けられ健康に過ごせることは、まちづくりを進めるうえで、重視・尊重すべき重要なポイントと認識している。医療へのアクセスを確保し、必要なサ−ビスを享受できる環境整備を整えていく必要があり、島根町の実情にあった医療が提供されるよう努めてまいる。
Q.健康診断やがん検診など町内会、自治会単位で行われており受信しやすい環境整備に努められているが今後も継続できるのか伺う。
A.地域の皆様の健康増進のため、今後も引き続き、多くの方に検診を受けていただけるよう努めてまいる。
Q.バス交通しかなくタクシ−もない島根町では、家族やしんせきなど頼れる方がいない高齢者に対してどのような対応が出来るのか伺う。
A.現在、介護タクシー事業所が1か所あるほか、町内の社会福祉法人が福祉有償運送を行っており通院・買い物など住民の皆様の生活を支えている。家族や親せきなど頼れる方がいない高齢者に対しては交通手段の確保を含めた対策について検討する。
現在の島根町の移動支援
名称 対象 利用料金 その他
介護タクシ−
野波 介護保険認定の人
身体の不自由な人
(介護保険外) 初乗り運賃 1.5kmまで620円
加算運賃 以後327m毎に90円
例 大芦〜日赤 片道3680円 病院付き添い
1000円/時
山陰家庭学園
(福祉有償運送) 要介護1以上、身体障がい者1・2級と認定を受け公共交通機関を利用した受信が困難な人(介護保険外) 5km未満は300円
5km以上は500円
登録料:2000円
松江市の保育体制について
Q.先般、幼稚園・保育所・認定こども園の在り方計画案が示されたが改めて今後の見通しを伺う。
A.平成24年度に策定した計画を見直すもので計画期間を5年とし、具体的な取り組みは「子供の成長」「保護者支援」「地域の子育て環境」の3つで構成されている。この取り組みの中で「幼児教育ビジョン」の策定、幼稚園がない地域にある公立保育所などの認定こども園化の推進、公立幼稚園・保育所の再編を掲げている。今後市民の皆様のご意見をいただき、本計画を実行してまいりたい。
Q.中学校区を一つの区域として捉え幼保小中一貫教育で保障するとあるが、中学校区という事であれば市内中心部と半島部では範囲が違いすぎる。こういった環境整備は人数や範囲で示すべきでないと考えるが所見を伺う。
A.急速な少子化の進行により集団規模が確保できず、子供同士で学びあい気づき会うといった多様な個性による磨き会いの機会が減ることが懸念される。集団としての教育活動が可能な規模とするため園児数が20名以上となることを基本として検討することとしている。検討にあたっては議員ご指摘のとおり地域ごとに大きく状況が異なることから地域性に十分配慮ししながらどこに住んでも安心して子育てが出来る環境整備に努めたい。
Q.子供の数が少なく民間では採算の合わない地域は松江市直営、福祉会などが担うべきと考えるが所見を伺う。
A.採算をとることが難しい地域については本市直営や指定管理者制度による運営を行い必要な保育環境を維持していきたい。
Q.私立保育所に対する行政支援はどのような状況か伺う。
A.施設整備については老朽化対策、大規模修繕等に係る対象経費の4分の3を国と市で補助しており、令和4年度は2施設分の予算額として2億2千万円計上している。施設運営には人件費等に係る経費を施設の在籍児童数等に応じ国県市で給付しており令和3年度は70施設に対し72億9千万円、1施設当たり約1億円を給付した。延長保育や一時預かり、特別保育に係る経費も国県市で補助しており令和3年度は全体で約1億7千万円であった。
Q.指定管理者への保育給与の査定額、直営職員の給与、福祉会職員への給与など状況を伺う。
A.本市の指定管理を行っている保育施設は5施設であり、受託者はみつき福祉会、松江福祉会の2法人である。給与査定額は設けていないが委託料については在籍児童数に応じ児童一人当たりの単価等から算定している。施設ごとの保育士の給与は公表されていないが各施設の給与規定や労働基準法に基づき適正に支払われていることを毎年の監査において確認している。賃金3%程度の引き上げについても実績報告を受け、処遇改善が図られていることを確認している。
保育士平均給与
平均給与月額
全国(民間) 249,800円
島根県内(民間) 222,800円
松江市(公立) 256,300円(会計年度職員含む)
Q.私立保育所保育士の給与の状況など把握されているのか伺う。
A.各保育施設からの実績報告を受け、適切に処遇改善が図られていることを確認している。今後も国においてさらなる処遇改善に向け、財源確保するよう市長会を通じて要望していく。
Q.保育士不足をどの様にとらえており、どのような支援が望まれているのか伺う。
A.人員の配置基準は満たしているが充分ではない。県の調査では保育士が退職する理由は「結婚・出産・子育て」が最も多く、他の職に変えたのは就業時間や労働環境が挙げられている。保育士のうち8割が「辞めたいと思ったことがある」理由は「人間関係」「仕事量」「処遇の低さ」が上位に挙げられている。市では処遇改善の取り組みを行ってきたが今後も継続的に労働環境の改善を図ってまいりたい。
原子力発電所周辺地域における防災対策の充実強化について
Q.原子力災害対策補助金の事業背景と内容について伺う。
A.福島第一原子力発電所事故において用配慮者の方が十分な準備が無い中で、無理な非難を実施したため中なられたという重大な教訓を踏まえて、避難準備が整うまでの間、安全に一時的な屋内退避を行うための施設整備の必要があり、内容は発電所から概ね10km圏内の要配慮者等の屋内退避施設や概ね30km圏内の孤立化の恐れのある屋内退避施設に対して放射線防護対策を行うものである。この補助金は定額補助を受けて島根県が行う事業となっている。
Q.国の令和4年度予算と二次補正予算の状況を伺う。
A.毎年度補正予算で措置されており、令和4年度の2次補正予算額は43億円となっている。
Q.市内病院及び社会福祉施設のうち原子力発電所から10km圏内の施設数と放射線防護対策を講じた施設数を伺う。
A.令和4年1月現在で病院は3施設、社会福祉施設は入所施設は61施設、通所施設が85施設であり、このうち補助対象となる3つの病院と16の社会福祉施設は放射線防護対策が講じられている。交付基準は鉄筋コンクリ−と構造や鉄骨構造であること、昭和56年6月1日以降の建築基準法に定める耐震性能を有すること災害の危険区域以外に立地することなどを満たしていることが要件となっている。
Q.UPZ内の孤立化の恐れのある屋内退避施設への対策は項目に上がっているが島根県の対応を伺う。
A,島根県は島根原発の概ね10kmから30km圏内に交付基準に該当する施設は無いとしている。
Q.大雪により孤立が想定される施設はあるのではないか。
A.地理的要因で孤立するケ−スは無いと考えるが施設側から相談があれば施設要件の説明など対応したいと思うので相談してほしいと言っている。
意見
UPZ圏内でも大雪で非難が出来ないなど想定される。他県(全国13県)では島根県の補助事業が終了した平成28年以降も体育館や公民館、消防施設など医療施設や福祉施設以外でも毎年のように30億円〜50億円といった国の補正予算での事業が行われている。国の要綱は随時変更されており島根県での要綱の変更が必要であり、しっかりとした市・県・事業者などの相談体制が必要と考える。
社会人スポ−ツに対しての支援について
Q.平成26年12月議会での野々内議員から硬式野球の社会人チ−ムMJGへの支援として東出雲中央公園野球場の整備についての質問に対し、社会体育施設の整備計画の中で検討したいとの答弁であったが現在どのように検討されているのか伺う。
A.硬式野球で利用できる3つの球場は令和3年度の年間稼働率を見ると、いずれも予約が取りづらい状況ではないと考える。現在整備後25年以上経過し老朽化が進んでおり、既存整備をの回収を優先し、年次的に取り組みたい。
Q.社会人野球は都市対抗でありそれぞれのチ−ムは都市の名前で参加している。MJGは約13年間の活動で30人近くのIタ−ン、Uタ−ンの選手がおり地域貢献している。松江市としてどのような支援が出来るのか伺う。
A.「松江市スポ−ツ協議全国大会等出場選手激励金支給要綱」に基づき、選手・監督・コ−チ一人当たり5000円、チ−ムで出場される場合は10名分の5万円を上限に激励金を渡している。U・Iタ−ンされた、選手の方には特段の支援は用意されていないが移住コンシェルジュや就業支援コ−ディネ−タ−がサポ−トさせていただく。今後本市としてしっかりと支援したい。
意見
松江市スポ−ツ振興計画には社会人スポ−ツやプロスポ−ツに対して「本市を拠点に活動するスポーツチームが一層活躍できるようハード、ソフトの両面で 支援を行うとともに、市民との交流を促進し、チームを応援する一体感の醸成が更に 図られるよう、地元スポーツチームの活動支援に取り組みます。」と記載されている。早急にスポ−ツ振興計画の内容が実践されるよう望むものである。 施設の改修や利用環境を整えるのはその第一歩と考える。
県議会選挙
2023/04/15
先般の県議会議員選挙で私が後援会長を務めている中村絢君が見事にトップ当選を果たしました。多くの支援者に支えられての選挙戦であり、日に日に支援の輪が広がっていくのを感じました。しかしながら初めての選挙であり、基礎票が見えない中での選挙であり、後援会役員は常に冷や冷やしていました。そのような中、中村君の演説も魂のこもった良い演説となっていき、最終日には初日とは雲泥の差のある街頭演説となり多くの有権者の心をつかんだように思いました。投票率が下がり前回より14000人の方が投票行動をされなかったことは新人候補には大変不利にはたらいたところですが、中村君には10109票という多くの投票をしていただき本人も身の引き締まる思いです。多くの皆様から託された夢や希望を実現させるため、まずは目の前のいざこざをかたずけ「是々非々」の心意気で頑張っていただきたいと思います。
桜満開
2023/03/28
昨日桜の花が満開となり多くの観光客が松江城に押し寄せています。コロナで観光客の入込数が激減し約半数になっていましたが、元に戻ったかのような賑わいです。このまま雨も降らず良い天気が続けばと思います。
令和5年度の新年度予算も確定し、これから県知事・県議会選挙、職員の移動、議会構成の変動などありますが、松江市の予算が的確に執行できるよう望むものです。国の予算が確定し県事業の個所表などが出ればまたご報告したいと思います。
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