平成28年6月定例会において代表質問を行いました
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○松江市の防災対策について
○林地開発における制度作り
○消費税10%延期による影響について
○投票所の状況について
○中海振興の今後の見通しについて
○山陰新幹線について
○ひとり親家庭の支援や子供の貧困対策について
代表質問では、防災対策における緊急安全確認大規模建築物と要安全確認計画記載建築物について質問したのですが適用期限の延長や国の補助制度などについて回答がなく再質問しました。3年間延長したのはいいのですが特に要安全確認記載建築物は避難道路に認定された道路沿いの沿道建築物が指定されますが、松江市は島根県との協議の中でこの避難道路が決定していないため、要安全確認記載建築物が特定できません。3年たち補助採択期間が終了しましたが3年間延長されたにもかかわらず、いまだに検討ということでは仮に認定されることになれば対象物件の持ち主は慌てて申告することになり何とも不細工な内容です。耐震は建築指導課、避難道路は歴史まちづくり課、対策は防災安全課というように担当課が分かれるため統一した見解を出せないでいるのが伺えます。大きな町ではないので連携をして早めに行動していただきたいものです。
林地開発の1ヘクタ−ル未満の開発についての届け出などについては前向きに検討されることになりました。
消費税引き上げ延期の影響については、社会保障充実に必要な財源に不透明感があること、国が優先順位を付けた場合政策面で影響が出る可能性があること、毎年度の地方財政計画で交付税により財源保障が行われるが、結果として影響が出る可能性があるとのことでしたが、地方法人税の国税分の増加が今年度から行われており、松江市でも自主財源である法人市民税が減少しているにもかかわらず交付税の補てんも見送ることになれば中期財政計画に影響が出るものと考えます。しかしその辺の回答はありませんでした。実際消費税5%時の地方消費税は地方全体で2.6兆円、松江市への交付額で約20億円、8%時では地方全体で4.8兆円、松江市交付額は約39億円、10%になれば地方全体で6.2兆円、松江市交付額は約50億円になる予定でした。税の偏在性の是正を行うものでしたが、先行きが何とも不安であり、更なる赤字国債の発行に繋がらないか不安になります。税を取らないのは皆喜びますが、サ−ビスを我慢することも大事です。一度昭和50年代の社会保障サ−ビスにまで戻せば相当な節約になると思いますが一度サ−ビスを始めると、私たち政治家はやめることが出来ず人気を取ることもあり、ずるずると続けてしまいがちです。嫌われても正論を論ずることが大事なように感じます。
投票所については今までの検討状況を伺ったのですが、移動投票所など今の通信技術であればこなせるように感じるのですが、できないというような回答でした。これも憲法と同じですが公職選挙法という昭和の初めにできたカビの生えたような法律をいまだに変えられないでいるがためのものです。この辺は憲法にもつながるものがあります。
中海振興・山陰新幹線についてはほぼ満足のいく回答でした。
ひとり親家庭の支援や子供の貧困対策については、松江市の合計特殊出生率、出生数ともに上昇しており、今まで行ってきた第三子の保育料の無料化などの保育環境の整備や、子ども医療費助成などの子育て環境の整備の充実したこともありますが、肝心な母親となる女性人口の減少も影響しているとのことです。ひとり親家庭の年間世帯収入は150万円から250万円とのことであり8割の方が、生活が苦しいと述べられており、子どもの大学進学が5割であることなどから、今後は健康福祉部や教育委員会が連携して情報共有を行い7月には「ひとり親家庭総合相談コ−ナ−」を健康福祉課に開設されました。
水上飛行機について
○水上飛行機については
境港に着岸する大型客船のオプショナルツア−など、遊覧飛行が定着すればインバウンド観光の手掛かりになるものと思います。いみじくも今年の1月に松政クラブで境ガ浜のせとうちSEAPLANESの水上飛行機施設を視察した模様がガイアの夜明けで8月に放送されたのですが、先般も再放送されており、皆さんに知っていただけたと思います。去年の8月くらいから中海宍道湖レガッタの次の試みを検討する中からのアプロ−チでしたがとんとん拍子に進んでいき、地域の自治会や漁業関係者の皆さんのご理解の元、順調に進んでいます。観光振興やスポ−ツ振興、漁業振興をはじめ、地域振興と共にどのように進めていくのか地域の皆さんのご意見を伺いながら進めていただきたいと思います。
また、国の制度を使った温泉施設の開発やそれを利用した地熱発電、八束町での農業振興での利用など、どんどんアイディアが出てきます。皆さんと楽しく地域振興に取り組めれば幸いです。
せとうちSEAPLANESとは
国内5位の常石造船グル−プの会社です。2014年に設立された、水上飛行機による航空運送サ−ビス等を行う事業者です。広島県尾道市境ガ浜を拠点に、2016年8月より日本で初めて水上飛行機を使用した遊覧飛行やチャ−タ−便の運航を行っています。
平成28年度美保関支所管内建設事業
松江市分(予算説明分)
ふるさと農道緊急整備事業(菅浦:設計委託) 700万円
県営事業林道美保関線
(事業負担金:総事業費7000万円)700万円
林道橋梁補修(諸喰・雲津:塗装) 2,700万円
港湾・漁港高度利用推進事業(北浦防波堤)設計 494万円
港湾・漁港高度利用推進事業(諸喰沖防波堤)設計556万円
漁港施設機能保全計画策定事業(稲積・雲津)枠2,700万円
才軽尾線(道整備交付金) 5,000万円
福浦法田線(社会資本整備交付金) 4,750万円
河川・排水路
稲積川改良工事 5,000万円
法田川改良工事 500万円
公有地整備事業 3,700万円
枠予算工事個所
漁港施設管理
片江港南物揚場背後護岸修繕
笠浦港護岸修繕
諸喰港−2m泊地浚渫
森山地区船溜まり突堤修繕
側溝改良
市道才谷海岸線・市道万原金山線・市道七類海岸線
河川・排水路事業
才浦川護岸改良
道路改良
市道片江5号線(測量・試験)
島根県分
林道美保関線開設事業(雲津〜軽尾)
28年度当初9,000万円L=270m
松江鹿島美保関線
北浦工区
片江第2工区(用地買収・切土・法面工)全体事業
L=800mW=5.5m(9.25)
(2月補正2,000万円 当初内示4,000万円)
惣津工区(用地買収・切土・法面工)全体事業
L=500mW=5.5m(7.0)
27年度繰越2905万7千円 28度内示1億7,000万円
国道431号
道路改良
万原〜下宇部尾 27年度繰越2,000万円
森山 擁壁工2,000万円
国道485号
七類 落石防止2,000万円
境美保関線
杢井 擁壁工・舗装工事
L=100mW=5.5m(6.5)
28年度当初内示 3,000万円
砂防事業
長浜地区 急傾斜事業
27年度繰越2610万円 28年度当初内示4,000万円
片江地区 県単地すべり 測量調査800万円
復旧治山事業
福浦 落石防護柵 2600万円
河川砂防
千酌川河口部浚渫 100万円
笠浦・美保関漁港水産物供給基盤機能保全事業 (老朽化調査)
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